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2013年09月30日 中国・インドなどに事業法人設立 - カゴメ株式会社

 カゴメがアジア展開を加速している。2010年4月に「アジア事業カンパニー」を設立して以降、拡大する需要の取り込みに向けて体制を強化。直近では中国とインド、タイに現地法人や合弁会社を相次いで設立するなど、市場開拓を本格化させている。
  中国では、業務用のトマト調味料の製造・仕入れ販売を行う「可果美(天津)食品制造有限公司」を8月に設立した。これまで上海を中心に、消費者向けの野菜 ジュースを製造・販売してきたが、B to Bへの展開を図ることでビジネス領域を拡大する。同国では1人あたり年間トマト消費量が28.5キロだが、27.5キロは生食用トマトで占められており、 トマトソースやピザソース、ケチャップなど調味料としてのトマトは、今後の伸びが期待できる。現在、同国の業務用のトマト調味料市場は200億円規模とさ れるが、年率20%で成長中という。
 新会社はカゴメの全額出資で、14年8月までに生産拠点を建設する。工場の年産能力は約3000トンで、17年までには売上高3億9000万円を目指す。業務用製品でトマト調味料を浸透させることで、B to C事業との相乗効果も狙っていく考えだ。
  またインドでは、三井物産と、現地の大手食用油脂・大豆粕メーカーであるルチ・ソヤ社との合弁で、業務用のトマト加工品の製造・販売事業を行う計画だ。同 国は中国に次ぐ世界第2位のトマト生産国だが、トマトの加工品化率は1%に満たず、ほとんどが生トマトとして消費されている。ただ、同国でも健康意識や食 の多様化が進んでおり、外食産業でもトマト加工品への需要は拡大中。合弁会社はムンバイに設立。6億円を投じて工場を建設し、14年7月から大手外食 チェーンなどへ製品を販売していく予定だ。18年には売上高60億円を見込んでいる。
 このほかタイでも、伊藤忠商事のほか、現地で清涼飲料水な どを手がけるオソスパ社と合弁会社を設立。食品や飲料などを製造・販売していく計画で、業務用と消費者向けの両面から具体的な事業を検討中だ。タイを含む 東南アジアでは、食や健康、美容に対する関心が高まっていることから、域内全体を視野に入れた事業を展開していく。

海外売上比率を11%から16%に

  トマトは日本では1人あたり年間消費量が8.3キロほどだが、世界平均では20キロ、エジプトやギリシャなどでは100キロを超えるなど非常にポピュラー な食品。日本の醤油やミソのようにあらゆる料理のベースにされているためで、それだけ多くの消費者にとってなじみの深いものだ。
 カゴメは、 2012年度に11%だった海外売上高比率を今後3年で16%まで引き上げる計画。アジアでは所得向上にともなう食の洋風化や多様化が進展中で、同地域を 海外での売上増のけん引役とする。トマト原料のグローバル調達ネットワークと国内で培った開発・製造ノウハウをいかし、現地に根ざしたトマト加工品を提供 していく。

 

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