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2013年01月07日 ミャンマーが10位に躍進 - JBIC調査にみるアジア投資【前】

 毎年恒例となっている国際協力銀行(JBIC)の海外直接投資アンケート調査。2012年度調査では、企業の海外展開にやや足踏みが見られたもの の中長期的には拡大傾向にあると同時に、自動車や電機・電子などでは国内事業を縮小する姿勢が強まった。事業展開先としては、従来から人気の高い ASEAN諸国のほか新たな市場へも期待が強まり、中国は相対的に地位を下げつつある。

 ◇タイ隣接の立地に関心
  「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告」(7~9月調査)によると、「中期的な有望国・地域」に対する質問では、中国が引き続き1位を維持す る一方で、得票率は前年の72.8%から62.1%と10ポイント余り下げた。これに対しインドネシアが得票率を28.6%から41.8%と大幅に上げ て、ランキングも前年の5位から3位に上昇。ミャンマーは1.4%から9.9%となり、19位から10位に食い込んだ。
 ASEANの中で最も人口が多く、マーケットの成長性が期待されるインドネシアは、回答社数では2008年度の調査から5倍に拡大。同国を有望とした企業のうち、8割余りが市場の成長性をその理由に挙げた。自動車を中心に幅広い業種から支持を集めている。
  また2011年から企業の視察ラッシュが続き、マスメディアでも頻繁に取り上げられたミャンマーについて、JBICは「今回調査の最も大きな注目点」と評 価。安価な労働力やマーケットとしての成長性、優秀な人材が主な有望理由として挙げられた。回答企業は繊維関連だけでなく、自動車部品をはじめ範囲は広 い。部品生産や組み立ての中でも労働集約的な生産を行う企業からの回答を集めたもよう。人口規模やタイに隣接するという立地に関心が高まった。
  ただ、ミャンマーを有望国として投票した企業のうち、具体的な事業計画を持つ企業は1割ほどと、トップ10の中では極端に低い。課題としては、従来から言 われているインフラの未整備に次ぎ、治安・社会情勢の不安が挙げられ、少数民族問題や現政権の行方が懸念されていることが示されている。
 このほか、2011年の大洪水被害の影響が懸念されたタイの得票率はほぼ横ばい。インドネシアの躍進で順位を1つ下げたが、有望国として底堅い評価を受けた。

 ◇より新たな市場へ関心
  JBICがミャンマーに次ぐ注目国としたのはメキシコだった。同国の得票率は前回の5.7%から14.0%に、順位は12位から7位に上昇した。現地マー ケットとしての成長性と並んで、自動車関連を中心として、「組み立てメーカーへの供給拠点として」の期待が拡大した。「供給拠点として」を有望理由とした 企業は51.4%あり、タイの30.6%、中国の27.9%などを大きく上回る。さらに、トルコが15位から12位となっており、日本の製造業の関心がよ り新しい市場へ向いていることが示された。

 

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