ASEAN経済通信 無料トライアル

ミャンマー語教室生徒募集中

ASEAN経済通信

メンバー専用

ユーザID

パスワード

 

ユーザID・パスワードを入力してログインしてください

2014年01月14日 インドの農村で「人間力」養う - リコー

  リコー(7752)がグローバル人材の育成と活用への取り組みを強化している。これまでにM&Aなどを通じて、グループ全体の従業員数は11万人 を超えており、これら多様な人材を国や地域を越えて有効活用するため、2011年に「リコーグループ人材マネジメント方針」を決定。世界規模でビジネス リーダーの発掘・育成を行うため、企業理念や経営目標を共有しながら、さまざまなプログラムを展開中だ。

 グローバル人材育成の一環として このほど、インド北東部ビハール州の農村に日本人社員5人を派遣した。このたびの教育プログラム(R-BOND*)は、新興国市場の開拓といった事業を前 提としたものではなく、日本とは環境が全く異なる途上国で、多様性に順応したり苦境を切り開くことで人材の「人間力」を養うことが目的。異文化の中でグ ローバル感覚を磨くことを目指している。
 プログラムの内容は、5週間の滞在期間中に地域の生活や農業、製造・小売などで課題を発見し、その解決 に向けた提案活動を行うというもの。これまでにBOPプロジェクトで連携してきた現地の社会企業ドリスティと協力し、リコーの参加者が現地コニュニティに 入り込み、住民から情報収集したり関係者と議論するなどして「お役立ち」のアイデアや製品を提案する。

真のニーズを汲み取る機会に

  今回、現地で課題として挙げられたのは、土地開発によってできてしまった低湿地帯の有効活用や、村で生産するスパイス等の袋詰めといった内容。参加者はこ れまでの価値観や常識が通じない環境で、相手の真のニーズを汲み取ったうえで、現地目線での改善・提案策を考えなければならない。また、住民へのインタ ビューや生活状況の観察などから、物事をゼロから考えたり、「なぜ顧客はこのように考えるのか」といった思考能力も身につくと期待される。将来の新興国市 場の開拓に向けても、既存の商品を現地に投入するのではなく、それぞれの国でどのような課題がありどのような商品が求められているのか、そうした基本的な ニーズを探るために有益だろう。
 今回のプログラムは今後も継続して実施され、参加者が提案した「お役立ち」アイデアや技術は、ドリスティが引き 継いで現地で実行されていく。リコーからの第2陣も1月中に派遣され、将来的には海外関連会社からの参加者も募る予定だ。さまざまな国籍のグループ社員が プログラムに参加すれば、グローバルな社員同士のつながりができ、新たな発想やアイデアにもつながりやすい。また、インドの農村だけでなく、ラテンアメリ カやアフリカなどでも、「お役立ち」活動や真の顧客起点を体験するプログラムを展開していく考えだ。

 

これより先をお読みになるには、ASEAN経済通信購読者アカウントが必要です。
購読者アカウントをお持ちの方は、こちらよりログインしてください。

試し読みを希望される方はこちらよりお申し込み下さい。

ASEAN経済通信 無料トライアル

購読のお申込(有料)は以下から行えます

ASEAN経済通信 ご利用申込