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2013年06月17日 国際帝石、ロスネフチと協力協定

 

 国際石油開発帝石(1605)は5月29日、ロシア最大の国営石油会社ロスネフチと、オホーツク海北部の大陸棚探鉱鉱区「マガダン2、3」において、開発事業に関する協力協定を締結した。最終合意に至れば両社初の共同事業となる。
 ロシアの大陸棚開発に関心を示す外国資本は数多いが、これまでにロスネフチが協力協定を結んだのは、エクソ ン、エニ、スタットオイルのいわゆるメジャー3社。経産省の高官は今回の協定について、「日本の石油会社がその顔触れに加わる意義は大きい」と高く評価す る。両社は2011年ごろから共同事業への参入機会について幅広く協議してきた。今後、協力関係がさらに発展する可能性もありそうだ。当該鉱区はマガダン 沖約50~150キロメートルに位置する。過去十分な探鉱活動は行われておらず、埋蔵規模は未知数だ。以前、近くの西カムチャツカ沖で韓国企業が試掘した が、その時は不調だった。ただ、マガダン沖は流氷が少なく、厳冬期を除いて開発が可能という。サハリンより事業コストが抑えられると指摘する専門家もあ る。
 最終契約後、両社は探鉱作業を行う合弁会社を設立する。国際帝石は33.33%出資する予定だ。この合弁会社が将来、石油・ガス開発・生産も担うことになる。
  今案件に関し、もう1つ注目を集めたのがロシア側の動き。協定締結の合意文書署名式は国際帝石本社でも、ホテルでもなく、経産省で行われた。署名式に先立 ち、ロスネフチのセーチン社長が資源エネルギー庁の高原長官を訪問したのだ。会談は1時間以上に及び、両国間での協力の可能性が話し合われた。高原長官は 東日本大震災以降の日本の経済情勢などを説明し、エネルギーの低廉な価格での調達が重要と訴えた。セーチン氏は「日本の事情はよく理解している」と応じ、 同社が検討中のサハリン新規LNGプロジェクトをはじめ、ガス開発や電力供給など多くの分野で協力を求めたという。
 ロシアは新たなエネルギー戦 略を練っている。西シベリアの原油生産が枯渇化し、欧州向けガス販売は競争にさらされている。一方、アジアは中長期的にエネルギー需要の高まりが予想され ている。ロシアは極東での資源開発に活路を見出そうとしている。セーチン氏はプーチン大統領からの信望が厚く、エネルギー政策を取り仕切る大統領委員会の 事務局長を兼務する。その大物が日本でトップセールスに乗り出している。国営ガス会社ガスプロム、ヤマルLNGを推進する独立系ガス生産販売ノバテクの日 本詣でも活発化している。
 日本は世界一割高なLNGを買わされてきたが、米国がLNGの本格輸出にかじを切ったことで、供給側の競合がにわかに 激しさを増してきている。「日本が頭を下げて買う状況ではなくなっている」と経産省高官は言う。売り手市場から買い手市場へ、潮目は確実に変わりつつある ようだ。

 

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