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2013年04月15日 シンガポールがLNG輸入国に

 

  カタールのLNG(液化天然ガス)船Q-MAX「UMM SLAL」号が3月27日、シンガポール・ジュロン島に到着した。同地で2010年に着工した LNG受入基地がこのほど完成し、本格的な運用開始に向けた最終のクールダウンが始まった。今回のLNGはその予冷作業に用いられる。
 シンガポールは赤道直下にあり、年間を通じて気温が高い。ガスの用途は大半が発電用で、年間需要は93億立方 メートル(LNG換算で約690万トン)程度に止まる。これまではインドネシア(輸入量の7割強を依存)とマレーシア(同2割強)から、ガスパイプライン で輸入していた。ところが、両国は、国内のエネルギー需要が高まってきたため、輸出余力が急速に衰えつつある。シンガポールは国内に代替資源を持たないた め、エネルギー安全保障上、LNGの導入が避けて通れなくなった。
 東南アジアでは2011年からタイがLNGの輸入を開始。シンガポールは同地 域で2番目のLNG輸入国となる。マレーシア、インドネシアもLNGの受入設備の新設に動いている。ベトナム、フィリピンもLNG導入計画があり、東南ア ジア各国がLNGを競って輸入する時代が幕を開けつつある。
 ただ、シンガポールは近隣国とは一線を画す構想を持っている。同国は東西貿易の要衝 に位置し、石油製品のトレーディングハブとして栄えてきた歴史がある。LNGも地の利を生かせば、アジアのハブとして発展できる可能性を秘めている。 IEA(国際エネルギー機関)も最近、たびたびその可能性を指摘している。
 基地には現在、LNGタンク2基が完成している。来年初までに1基追加し、年間受入能力を600万トンに拡大する計画だ。将来的にはタンクを7基まで増やし、最大で年2,000万トン受け入れられる体制にするという。
 国内需要を上回るこうした余剰の受入能力を、周辺国への再輸出や、先物取引などの決済用に開放することで、基地の稼働率・取扱量を増やすことができると踏んでいる。ここで取引されるLNG価格がアジアのLNG価格の指標価格になる目も出てくる。
  基地にLNGを投入できる権利を持つのは現状、英国のBGのみ(年最大300万トン)。だが能力拡張分については、第3者へ開放される可能性がある。大阪 ガスはこのほどシンガポールのガス会社と組み、同国内の産業用ガス需要の開拓に乗り出した。当面は技術供与などサービス事業の育成を目指すが、LNGの取 り扱いも視野に入れた動きと見られる。

 

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