2017年11月21日 タイ、通貨高警戒も影響は限定的
タイで通貨高傾向となる一方で、これまでのところ影響は限定的にとどまっているもようだ。10月頃には在タイ日系企業から、「これ以上の通貨高は上向きかけた自動車輸出や観光などに水を差しかねない」など、警戒の声が多く聞かれていた。
自動車輸出は、バンコク日本人商工会議所(JCC)の直近データによると、9月が12万654台で前年同月比7.2%のプラス。8月に9.3%増と14カ月ぶりにプラスに転じており、9月で2カ月連続上昇したことになる。輸出の大きな割合を占める豪州・オセアニアが大きく上向いていることや、中東向けが9月に3年ぶり増加に転じたことなどは明るい兆し。
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