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2013年10月07日 白熱するベトナムのビール市場

 ビー ルは世界的に最も好まれるアルコール飲料である。ベトナムも例外ではなく、ビールはアルコール市場の約97%の売り上げを占める巨大市場となっている。 2012年にベトナム人は7700億円(1ドル=100円換算)をビールの消費に使い、30億リットルを消費したと見積もられている。ベトナム人のビール 好きは他国との比較でも顕著で、アジアの中でビール消費量は中国、日本に次いで第3位である。また、BMI(ビジネスモニターインターナショナル社)によると、ベトナムのビール市場は2012~2017年にかけて量ベースで年間8%、金額ベースで年間13%の成長が予想されている。
  ベトナム国内のビール消費は主に国内企業からのサプライによって支えられており、消費量に対する輸入ビールが占める割合は低い。中小を含めると多くのビー ル生産会社が乱立しているベトナムビール業界だが、大手の3社に集約されており、サイゴンビール(シェア45%)、ハノイビール(22%)、 VBL(22%)の3社で市場シェアの89%を占めている。サイゴンビールはサイゴンエクスポート、ハノイビールはハノイビール、VBLはハイネケンなど 各社とも人気ブランドを抱えている。これら上位3社の生産能力は非常に大きく、年間生産能力はサイゴンビールが17億リットル、ハノイビールが9億リット ル、VBLが8億リットルである。
 以上のように、ベトナムのビール市場は非常に巨大なため、多くの外国企業がベトナム市場に注目しており、既にいくつかの企業が参入している。
  外国企業のなかで注目株はサッポロホールディングス(以下サッポロ)と世界最大のビールメーカーであるAB InBevの2社だ。サッポロは2010年にVietnam National Tabaco社と合弁会社を設立(出資比率はサッポロ65%)してベトナム市場への参入を果たした。その後、2011年にLong An省に4000万リットルの生産施設を建設したのを皮切りに、2015年には年産1億リットル、2019年には年産1.5億リットルの生産計画を立てて いる。短期間のうちに販売網の構築も手掛け、2012年4月にはホーチミンなど南部を中心とした地域の酒類小売店、レストラン、ホテルなど4000カ所で サッポロ製品は扱われている。
 サッポロ以上に積極的な活動を行っているのが世界最大のビール会社AB InBevだ。2012年半ばに年産5000万リットルの生産能力を誇るInternationalBeer社を買収することによりベトナムのビール市場 に参入した。この買収により、2013年初頭には自社工場に対する15億円の投資許可が承認されるなど急速に生産規模を拡張している。
 ベトナムのビール市場はこれらのグローバル企業の参入などにより、ますますホットなビール市場として期待できよう。

B&Company 株式会社 Nguyen Quynh Trang

 

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