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2014年02月24日 改善が進まぬネット事情

 2月も後半となり、乾季のただ中にあるこの時期。例年ならば、そろそろ停電の頻発に悩まされる時期であるはずが、今年は停電がほとんど発生してい ない。ヤンゴン市内でも地区ごとに給電事情に違いがあるのかも知れないが、それでも現在住んでいる地区に関して言えば、明らかに停電は減っている。着実に 電力インフラが整備され始めているのだろう。

 電力分野での改善が認められる一方で、インターネット事情にはまだ顕著な改善が見られない。むしろ、次第に状況が悪化している面もある。
  ミャンマーでのインターネット設備の普及はなかなかペースが上がっておらず、一般的なアパートなどにはまだまだ備わっていない。最近、ぼつぼつ開業するよ うになったカフェやレストランにはWi-Fiが用意されていることが多いが、回線の状態が不安定で、日によっては全くつながらないこともある。
  インターネットを使用する際には、携帯電話のインターネットを利用する人が多い。最近のスマートフォンには、携帯電話をモデムのように振る舞わせて、携帯 電話経由でコンピューターからインターネットに接続できるテザリング機能が搭載されている。これを活用すれば、携帯電話の電波が届きさえすれば、インター ネットを利用可能だ。
 いいことづくめのように思える携帯電話回線だが、問題はその速度が非常に遅いことである。ブロードバンドレベルは望むべく もないにせよ、通常のウェブサイト閲覧にも支障をきたすような低速度であることが珍しくない。そして、低速度状態が発生する頻度は次第に増加しているよう だ。
 試しに速度を測定してみると、遅い時で1秒2~3KB 程度、良い時だと7~9 KB 程度という数字である。日中、特に午後から夕方にかけて遅いことが多く、深夜早朝の時間帯はそこそこ速い。速いといっても、例えば動画サイトのストリーミ ング再生を閲覧したり、容量が数MBに達するデータをダウンロードするのは非常に難しい。時間帯によって速度差が大きく異なるということは、単に利用者の 集中に対して、回線の整備が追い付いていないのだろうと思われる。
改善計画、当局は回答せず
 先日、週刊ジャーナルを読んでいると、この 問題を扱った記事が出ていた。回線の遅さが日増しに酷くなっており、利用者の不評を買っているという内容だ。この問題の技術的な原因や、それに対する当局 の改善計画はどうなっているのだろうか、というのは当然の疑問だが、記事中で当局へのインタビューを試みた記者は、明確な回答を得られなかったという。こ のような利用者への説明の欠如という問題も相変わらずである。
 今年中には、海外の携帯電話オペレーターがミャンマー国内での事業を開始する。それによって、インターネット環境にも劇的な改善が見られるようになるだろうか。

上智大学大学院 石川和雅

 

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